保育ママ事業の本質
長かった夏が終わったと思ったら、短い秋が過ぎ、もう冬!
来春からの保育園を探している方には、悩ましい季節でしょうか。
保育ママで預かることのできる0~2歳という年齢は、子どもにとって、ほんとうにほんとうに大切な時期です。この年齢のちいさな子どもにとって、いちばん必要なものは何か。親御さんたちはたいへんな毎日を続けていかれることになり、また申し込み手続きの煩雑さもあり、そんなことまで考えられないかもしれません。
大切なお子さんを預けるときに候補となるのは、まずは「認可施設」ですよね。認可を受けているので安心と思われるはず。
ただ、「認可保育施設」が満たしている基準は、「保育所最低基準」です。国が「最低でも…」と決めている基準です。だから、保育ママを含め、すべての認可施設は、広さや保育者の数など、数字的にはクリアしていますね。でも、それはあくまでも数字の上での「最低基準」。大切なのは、そこだけじゃないと思うのです。
0~2歳という幼い子どもには、集団保育が必要なわけではありません。保育園に入ると結果的に集団保育になるだけで、それが0~2歳児の理想の形というわけではないのです。保育園でも0歳クラスなどでは、保育室内を家庭環境に近づけるよう配慮をしています。また、英語や音楽の早期教育が必要不可欠なわけでもありません。
この年齢の子どもには、「生活」がすべてです。信頼できる大人と確実に愛着関係を築き、見守られ愛されている安心感のなかで生活することで、必要なものが育つのです。そのなかで、これからのすべての成長の基礎となる力が育まれます。
浦安市の保育ママ事業は、もともとは、8年前に市が「保育のニーズの多様性に応える」と謳って立ち上げたものです。待機児童解消のためではありません。子どもの自らの育ちを助け、寄り添う「保育ママ」の保育。子どもにとってご家庭につぐ理想のかたちだと考えています。ぜひお子さんの預け先の選択のひとつとして、検討してみてください。
大きな施設である公立保育園と違って、なかなか外からはわかりにくいのが、保育ママの課題のひとつですね。実際に通われてみると、とてもよかった!といっていただけるのも保育ママです。お近くに保育ママを利用したことのある方がいたら、ぜひお話しを聞いてみてください。
もちろん、保育ママでも随時見学を受け付けていますので、ぜひ遊びに来てみてくださいね。
追記:
よつば保育室のWEBサイトを公開しました。ぜひこちらもご覧ください。